オーラルフレイルは平成26年に厚労省から提唱されたまだ新しい概念です。オーラルはお口、フレイルは衰えを意味し、オーラルフレイルは口腔機能の些細な衰えといえます。この些細な衰えを放置していると、徐々に人生の大きな楽しみである食事への満足度が低下し、友人や家族との食事を躊躇するようになり、最終的には食事量の低下を誘発し低栄養へ、そして全身への悪影響を及ぼします。
食事の際のむせ 硬いものが噛みづらいなどの症状が最初に見られますが、この段階で歳のせいとあきらめず、適切な改善対策を行うことが大切です。
丈夫な健康な歯を20本以上残すことに加えて、飲み込むために必要な口腔機能の維持（舌・口唇・首の周りの筋力）をしていくことが【食べる】ためには必要で、ひいては健康寿命を延ばすことにつながります。
フレイル及びオーラルフレイルについての詳細は「ライフステージごとの歯科の特徴と注意点」に掲載されていますので、参考にしてください。
また、歯周病検診に加えて口腔機能検診も始まっている市もありますのでご利用ください。